2011年08月16日

私には韓流のどこが悪いのか分からない。

1.そもそもなぜフジテレビなのか?
 フジテレビに韓流抗議デモがあったそうだ。韓国のドラマや韓国スターが沢山登場するからけしからんということらしいのだが、どこが悪いのか解らない。自国以外の作品が沢山放映されるのがけしからんというのなら、米国製の映画・ドラマの氾濫にもケチが付くはずだが、私はそのような話しは寡聞にして知らない。韓国ドラマならNHKが宝庫である。幾つか断片的に観たが良くできている。NHKの大河ドラマ仕立ての様だがもっと登場人物の性格が栄えるように物語が出来ている。キャラ萌えさせる日本のアニメに近いだろうか。韓国スターというのは見たことないのだが、人気があるらしい。
 韓国映画は『8月のクリスマス』とか『シルミド』とか観た。特に「8月のクリスマス」が与えた衝撃は大きかったそうだ。日本の受賞の席で日本のとある映画監督が「日本映画界は敗北した」と言わしめた作品である。私が観た感じ、日本の60/70年代の映画みたいに人を素朴に描いているのだと思う。韓国の社会や文化の実情を丹念に盛り込んで映像化しているのも好印象だった。
 放映量から言えばフジテレビとNHKと比べて、NHKの方が多いだろう。公共性を考えればNHKに苦情が行くのなら分からないでもないが、なぜかフジテレビにデモが起されている。ビートたけしが言う通り、嫌なら見なければ良い。視聴料を取られているわけでもない。私にしてみれば、北朝鮮みたいに国営放送だけしか見れないテレビ・ラジオで不都合がない。私はDVDとかBlu-rayで映像作品を見ているので、テレビは殆ど見ないし、見てもNHKのドキュメンタリーぐらいだ。

2.何も考えてないのではないだろうか。
 つまり、韓流抗議なんてのは、チンピラの言いがかりみたいな話しで盛り上がっているということである。なにしろTwitterで最初に発言した高岡蒼甫がチンピラなのだからしょうもない。
 恐らく異国情緒を醸し出す他国の歴史ドラマに対する生理的拒否反応みたいなものがベースにはあるのだろう。また、日本のタレントと韓流が商売上競合しているので、思わず商売敵へ怨嗟のつぶやきがでてしまったのであろう。
 だが、第三者にしてみるとなんら差し障りのないどうでも良い話しなのだが、盛り上がっている。どうでもいいから盛り上がっているかもしれない。考えないで済むからだ。少し考えれば妙ちきりんな事なのだが、何も考えないと妙ちきりんだという結論すら出てこない。

3.文化多元主義
 反米ブロガー(のつもり)の私が言うのもなんだが、人として文化的な点では多様に受容する存在であったほうが、多くの作品を堪能できるし、啓発される。日本のアニメも空想的なものから、現実にある様々な文化や表現を貪欲に取り込んだから爛熟したのであって、韓流に学ぶところがあるのであれば学べば良い。
 韓国が日本の作品を受け入れていないという話しだが、私が行ったのは1995年頃だが、確かにソウル中心にある大型店に日本アニメは「ウインダリア」しか無かった。なぜウインダリアがOKなのかは見ると分かる。一方ディズニーはたくさん並んでいた。日本のマンガは大量にあったが、裸は禁止でスミを塗り足していた。ところが、小さな書店や露天では宮崎アニメとそのムック本が山盛りだった。公式には禁止しているのだろうが、市場は日本アニメが制圧している状態だったのだが。
 国情に差があっても、よっぽどの統制がある場合を除けば、良ければ売れるということなのだろう。「韓流けしからん」とかいうのは、考えない人達の愚挙にすぎない。
posted by たかおん at 19:42| 埼玉 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | アニメ批評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック