2015年04月04日

ネオジム磁石スピーカー10F/8424G00の廉価版10F/8414G10が発売

Scansperk 10F/8424G00を聞く機会があった。
ネオジム磁石を使ったフルレンジユニットである。
ネオジム磁石はフェライトよりも磁束が強い。
フェライトユニットよりも高音域の過渡特性に優れるように聞こえた。
つまり、高音域を再生するツィーターを付け足したような高音がするのだ。
これにより、10F/8424G00本当の意味でのフルレンジユニットと言える。
ユニット単体で価格はフェライト系よりも比較的高い。
ツィーターが不要であるとすると、総合費用やツィーターを付ける手間などを考えると、それほど高くもないだろう。


推測になるが、バックロードホーンで使った場合、低域の共鳴付帯音をあまり出さず、締まった低音が期待できそうだ。
BHは音道及び開口部付近の空気総量が多いので、ユニットに押された時の反作用が大きい。
磁束が高いほど制動が取れて、余分な音が出ない。
逆に磁束が弱いユニットでは低音に付帯音が付く。
この点、磁束密度が高いネオジム磁石ユニットにとっては有利である。

ネオジム(ネオジウム)磁石はジスプロシウムを添加することによって、熱による減磁の問題も解決した。
ネオジム磁石はモーターの小型化を果たしたのみならず、スピーカーユニットの中でも、特に小型のユニットにとっては有意義で有ると言える。

比較的高価なユニットが使えるカーオーディオの世界ではネオジム磁石スピーカーは普及しているようだ。
ネオジム磁石はホームユースではツィーターに使われるようになった。
ツィーターに使っているのから、ネオジム磁石をフルレンジに転用すれば、すぐに出来ると思うのだが、やはりネオジム磁石の費用がネックになっているようだ。
高くても売れれば、メーカーも作るのだろうが、そういう市場状況ではないようだ。

10F/8414G10というユニットが発売になる。

先発の10F/8424G00 10F/4424G00 共にミッドレンジで開発されたもののようだ。
10F/4424G00の方がウーハーよりだ。
10F/8414G10は高域の伸びを重視したとのことだが、ネオジム磁石が小さくなっている。
重量も 0.3kg から 0.16kg と軽くなっている。

早い話が、10F/8414G10は10F/8424G00の廉価版のようである。
音圧能率も落ちている。

円安ユーロ高でご多分に漏れず、Scanspeaksのユニット価格も上昇した。
自国通貨価値が下がると輸入物価が上がる。

狙うのなら、『10F/8424G00』だろう。
既に視聴してその実力を垣間見たので、安心してオススメできる。
ネオジム磁石が制動する緊迫感のあるサウンドを聴くと、もうフェライトには戻れない。

『10F/8424G00』
磁石58mmΦ Mms2.77g Qts0.37 8Ω

『10F/4424G00』
磁石58mmΦ Mms2.8g Qts0.29 4Ω ウーファー寄り?

『10F/8414G10』
磁石43mmΦ Mms2.93g Qts0.51

posted by たかおん at 19:06| 埼玉 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 自作スピーカー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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