2008年04月06日

731部隊の人体実験という置き土産〜人体実験を告発した医師の闘い〜

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(敬称略)
○先にまとめから
 私は医学についての知識はありません。現在の医療体制の苦境へ到る因果関係についても判断できません。ですから、医師や司法や行政や患者のそれぞれに対してどうのこうの言うこともできません。
 でも、過去に起きたことをインターネットに書きつけておくことにより、私の知らないどこぞのどなた様が検索の際にヒットして何かのインスパイアを得ることが出来れば、それで良いと思います。

○医局体制の告発を行なった「ブラックジャック」
 手塚治虫先生の代表作「ブラックジャック」は医療を通じて生命と倫理について語った傑作ですが、同じく医局体制の告発を行なっています。当時は意味が良くわからず、マンガらしく「悪役」を仕立てる方便なのかと思っていましたが、どうやら深刻な問題を孕んでいたようです。
 竹熊健太郎氏のサイトで、『手塚手塚先生にとって共産主義など「膨大な興味の対象のなかのたった一つ」に過ぎなかったのではないのか?』と手塚治虫と共産主義思想の連関を否定するような「反動言論」が出ていますが、実際は[手塚治虫氏と赤旗]
http://artifact-jp.com/mt/archives/200412/tezukaakahata.html
に書かれている通りのようです。
 国家体制がどうあるべきか?という反資本主義搾取体制へのイデオロギー面へのオマージュもさることながら、日本国内に存在する専制的な体制批判がブラックジャックをして医局体制批判を行なわさせたのではないでしょうか。
 ブラックジャックは脳死問題にも一石を投じておりまして、
BJ 第41話 「植物人間」
http://www.osamushi.info/bj/bj41.htm
↑は発売禁止になっています。
 脳死状態の「お母さん」と息子が脳を接続したところ、お母さんが生きていて会えた!という話しです。「脳死は人の死ではない」という主張です。これでは脳死の臓器移植は出来ませんので、発禁処置となってしまったのでしょう。脳死患者から臓器移植を始めようとすると「血圧が上昇」するという反応が見られると言われており、脳死問題についてはもっと議論すべき余地はあるようです。
 なお、手塚は山崎豊子著『白い巨塔』の影響を受けていると思われる社会派の『きりひと讃歌』も著わしています。
 天才外科医「ブラックジャック」とは対照的な、丁稚奉公中の医師をを通じて現在の医療体制を克明に描写した「ブラックジャックによろしく」 という作品もあります。オートテックでエンジンオイル・フィルター交換の間に、読みました。話題の作品ですので、お読みになった方も多いと思います。

○死因は人体実験だった!告発から約20年を闘い抜いた医師の回想
 別冊宝島 206 病院の不思議 で
死因は人体実験だった! 相米周二氏(ライター)
告発から約20年を闘い抜いた医師の回想。
大学病院を信頼し、入院した患者がいた。ところが容体が悪化して死亡。原因は治療とは関係のない実験を施されたことだった。現場に立ち会った医師たちは沈黙を守ったが、一年後に人体実験だったことが露見。医局の医師と遺族が組織に闘いを挑む。医師は中里武氏(54歳)、受けて立ったのは東北大学医学部附属病院である。
 という記事を見つけました。
最後の下りを転記します
--転載開始--
日本の裁判所は証拠が充分なのに人体実験を認める勇気がないのにですね。中国で残虐なことをやった七三一部隊がまったく裁かれていないのと、一脈通じていると思いますよ。また検察庁も、告訴・告発した私たちに一度の事情聴取もせず、民事の一審判決後に不起訴とするのですから、ひどいものです。
 むしろ最高裁判決後、遺族に謝罪した医学部長「この事件以来、私は医学研究における倫理について機会あるごとに話しをしている」と、人体実験であったことを認めているのです。そういう意味で、良心的教授も少しずつですが出てきていますね。
 私は決して恰好よい人間なんかではありません。ごく普通のことをやったと思っています。しかし疲れました(笑)。
中里武
--転載終わり--
中里武医師は「『人体の不思議展』に疑問をもつ埼玉の会」の会長をされているようです。

 最高裁まで争った事件ですが、この裁判が与えた影響を考察することは、僕にできません。ただ、医局サイドからの圧力で職場を点々とさせられて、苦渋の人生を歩まれた中里武医師に敬意を表すために、ここに書留めておきます。以上です。

人骨ニュース
「人体の不思議展」に異議を唱える研究会、開催
http://www.geocities.jp/technopolis_9073/zinkotuhp/newspic/news120.htm
「人体の不思議展」に疑問をもつ埼玉の会(代表 中里 武)がさいたま市に提出した要望書に対するさいたま市の回
http://www.geocities.jp/technopolis_9073/zinkotuhp/newspic/news121.htm
軍医学校跡地で発見された人骨問題を究明する会
http://www.geocities.jp/technopolis_9073/index.html

--テレビ番組の御案内--
・日本テレビ 4/6(日)24:55-25:50 (7日 0:55-1:50)
・ドキュメント’08  「兵士たちの記録した南京大虐殺」
兵士たちが記録した 南京大虐殺制作=日本テレビ
   日中戦争真っ只中の70年前、南京陥落時に起きた南京大虐殺。様々な論議を生み、虐殺の人数さえ両国の間で大きな開きがある。その事件について、20年間身を削るような調査を続けてきた人がいる。彼が探り当てたのは、兵士が最前線で綴った「陣中日記」。そこには日本軍が中国人捕虜一万数千人から二万人を一挙に虐殺したことが記されていた。また日記からは、勤勉に田畑を耕し家族を愛し、生きるのに懸命だった農民が、突然戦場という異常な世界に放り込まれ、殺戮者に変貌していく姿が浮かび上がる。陣中日記をもとに虐殺の軌跡を追う。
http://www.ntv.co.jp/document/

■医療安全調査委 警察と裁判に持ち込む前に
(読売新聞 - 04月06日 01:25)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=452861&media_id=20
posted by たかおん at 16:02| 埼玉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 政治問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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